「この身を立ち上がらせる神」
マタイ26:69〜75
今朝の説教より
「この身を立ち上がらせる神」マタイ26:69〜75
イエスさまが指導者たちに捕らわれた夜、弟子たちは皆イエスさまを見捨て、逃げてしまいました。ただペトロだけは遠く離れてイエスさまを追い、大祭司の屋敷の中庭へ入るのに成功します。ところが、屋敷内でイエスさまの裁判が行われる間、ペトロは中庭の者らに「イエスさまと共にいた」と指摘され、三度「そんな人は知らない」と打ち消してしまいます。
イエスさまは以前、「人々の前でわたしを知らないと言う者は、わたしも天の父の前で、その人を知らないと言う」と言いました(10:33)。ですがペトロにそうあって欲しいのではありません。イエスさまにとってペトロは仲間です。そこで「復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く」と告げます(26:32)。
イエスさまが見ているのはご自身とペトロが一つだということです。たとえペトロが打ち消しても、イエスさまと一つにされた関係は死んでも取り消されません。そのことを、神さまはイエスさまを死から復活させて示されました。イエスさまはペトロが「人々の前で自分をわたしの仲間であると言い表す」(10:32)ことへと、ペトロを立ち上がらせます。
イエスさまは、ご自身に従って行けると信じることをわたくしたちに求めません。イエスさまが十字架で命をかけて私と一つになり、死を越えてこの身を立ち上がらせてくださいます。わたくしたちはこの方を信じ、神の前に立たせていただくのです。