最も重要な掟

 


今朝の説教より(2/22) 

「最もっとも重要じゅうような掟おきて」マタイ22:34〜40

イエスさまは「心こころを尽つくし、精神せいしんを尽つくし、思おもいを尽つくして、あなたの神かみである主しゅを愛あいしなさい」、「隣りん人じんを自分じぶんのように愛あいしなさい」とおっしゃり、これが最もっとも重要じゅうような掟おきてだと言いいます。イエスさまが重要じゅうようだというのは、これが目指めざすべき希望きぼうだからです。

ファリサイ派はも律法りっぽうを重要じゅうようと見みますが、それはこの行おこないによって義ぎとされると考かんがえるからです(ローマ2:13)。いわば神かみは因果応報いんがおうほうだという考かんがえです。ただこれは「親おやの心こころ子こ知しらず」で神かみさまが律法りっぽうを与あたえた心こころを解わかっていません。例たとえば親おやは子こに対たいして因いん果が応報おうほうでしょうか。親子おやこはそんな関係かんけいから始はじまるのではありません。わたくしたちの造つくり主ぬしはなおさらです。愛あいをもって命いのちを与あたえ、人ひとの思おもいを超こえる眼差まなざしでこの身みを見守みまもり、掟おきての実現じつげんへと向むかわせます。

この、神かみの愛あいを知しらせるため、神かみさまは御子みこイエスさまを死しから復活ふっかつさせました。因果応報いんがおうほうなら、我わが子こを十字架じゅうじかで殺ころした民たみに、復活ふっかつした御子みこの姿すがたを現あらわしてなお愛あいそうとはいたしません。実じつに、神かみさまは人ひとの罪つみと死しを打うち破やぶり、わたくしたちを愛あいし抜ぬきます。御み子この復活ふっかつはその神かみの決意表明けついひょうめいでありました。

神かみの愛あいは、律法りっぽうを実現じつげんする神かみの御心みこころへとわたくしたちを引ひき上あげます。この道みちを御子みこイエスさまが伴ともなわれます。「神かみを愛あいし、隣人りんじんを愛あいする」という掟おきては神かみさまが愛あいをもってわたくしたちを導みちびく道標みちしるべです。イエスさまはこの道みちをゆく私わたしを助たすけ、律法りっぽうを完成かんせいさせてくださいます(5:17)。イエスさまはこの希望きぼうへと向むかってわたくしたちを歩あゆませてくださるのです。